2008年6月24日火曜日

STDE木古内に行ってきました その2

前回までのあらすじ
やっとのことでマーシャル技能検定試験に合格したorzbergは、MHJさん448さんと一緒にSTDE(サバイバル 2デイズ エンデューロ) in 木古内という皆さんご存知、エンデューロライダーの憧れの地木古内で開催される2日間にわたるサバイバルなエンデューロにマーシャルとして参加することになりました。早速現地で試走するもおいらのマシンにトラブルが発覚。おまけにMHJさんのバイクまで不調。MHJさんは修理のため下山。残った二人でもう1周するもまたおいらのマシンにトラブルが!!さて、どうなるMHJマーシャルチーム!!

さて、

2周目を終えたおいらのバイクからガソリン漏れが発覚!
コックを閉めると止まりますので、明らかにキャブレターがお漏らしをしているようです。

( ゚Д゚) 「フロートが張り付いてるだけだからたたけば良いよ」
なるほど。コンコンコン・・・状況変わらないっす(・ω・` )

( ゚Д゚) 「じゃあばらすしかないねぇ」
エエエエ!!!!ΣΣ(゚Д゚;)

そもそも、キャブレターの分解なんてしたこと無いです。
っていうか分解するにも、工具は全部MHJさんが持っていってしまっております。

でもね、腹を決めると道は開けるというか、案外何とかなるものです。
手持ちの応急用の工具でもどうにかこうにかキャブレターの下側を開けることができました。
中を見てみると、どうみても怪しい黒いツブツブとか、緑色のネロネロなものとかが入っておりましたよ。
パーツクリーナーでもあればすぐ綺麗になるところなんですが、何も無いので
おにぎりが入っていたプラスチックの容器にガソリンを満たしてその中で洗浄。
その後組み上げてみましたがやはり状況は変わらず。orz
いくら夏至といえども、だんだんと太陽が傾いてまいりましたよ。

( ゚Д゚) 「フロートバルブかもしれないね。」
それ、なんていうパーツ? (・ω・` )


どうやら図の様なものらしいです。簡単に言うと水洗トイレの水がたまる仕組みと一緒で、キャブレター内に規定値以上のガソリンが入ってこないようにするものみたいです。
歩くYAMAHAパーツリストの町Aさんによれば、この先端の三角ゴムがだめになっていると症状が出るそうですが、おいらのには段つきも無く綺麗なものでした。最終的には赤丸部分を曲げて強制的に閉まるように修正。
後で説明書を見ましたが、その修正でOKだそうでした。さすが町Aさん。スゲー!

町Aさんと448さんに助けられながら、やっとのことで作業完了。
何とか日没にも間に合いました。
周りにいたスタッフの皆様にも心配してもらって、申し訳ないやらありがたいやらです。

木古内はまさにサバイバル。エントラント以外にも容赦なく試練を与えてきますよ。

でも大丈夫。マシンも直ったことだし、あとは着替えてご飯を食べて・・・

と思いましたが、よくよく考えると

・・・着替えが無いです・・・
・・・荷物は全部MHJさんのトランポの中・・・
・・・そのMHJさんはまだ帰ってきてない・・・

気がつくと、ウォーターセクションでブーツの中までびしょびしょの濡れ鼠のおいらと448さん、素足にサンダル履き+ジーンズ+Tシャツの町Aさんが夕暮れの木古内の山奥に取り残されているという状況です。
パドックは熊が出るのでキャンプ禁止だそうでエントラントも早々に引き上げ、スタッフもそろそろ帰り支度です。
ケータイも電波は通じません。おなかも空いてきましたよorz。たいそう心細くなってまいりましたが、そんなおいらたちに追い討ちをかけるように迫りくるブユ(ブヨ)。

こいつは蚊と同じく血を吸う害虫。しかしこいつは皮膚を噛み切り血を吸うタイプ。やられると10日は苦しむらしい。
O森さん曰く「ブヨに喰われるとブヨブヨになるからブヨ」だそうで、
町Aさんの象さんのようになった足首をみるとまさにそのとおりだと思いましたよ。

そんなやつらに虫除けスプレーなんて気休め。叩いても叩いても沸いてくる。
追い払っては逃げ、逃げては追いつかれ。腐海に迷い込んだアスベル状態でございましたよ。

ナウシカ「きみは殺しすぎた 上を見ろっ!!」
アスベル「ワァーッ なんて数の翅蟲だ!!」
ナウシカ「もう光弾も蟲笛もきかない」

ちょっと大げさですが、そんな感じ。
普通に考えても、明らかに虫の密度がおかしい。
視界に入るだけでも相当な数でした。
きっと最後には鮭が好きな、黒い毛むくじゃらの王蟲が真っ赤な目で現れるに違いありません。

時間的にもやばいので、スタッフの人に乗せていってもらうことにして下山することに。
その途中で修理が終わったMHJさんがやってきました。

木古内は本当にサバイバル。これでもか!これでもか!!ってぐらいに試練を与えてきますねぇ。
レース開始前でもこれですよ。この先、何があるんでしょうか?

やっとこさ着替え、晩御飯を食べ宿へ。
宿泊先の「のとや」さんには温泉もあります。
アルカリ泉質でお肌つるつる。でもね、お湯が熱い。
おいらは江戸っ子の爺さんではないので、熱いお湯が苦手です。
でも体を温めないといけないのでここでもプチサバイバルでしたよ。

深夜にjunchanさんチーム、翌早朝にはとりさんチームも合流。

さて、次は青森マーシャル隊(合計8人)も勢ぞろいでようやく1日目

続く。

2 件のコメント:

dr350 さんのコメント...

対外、ぶっつけ本番のレースが多いワタチは試合当日になっていろんなトラブルに遭うことも多いです。特にキャブ関係が・・・・

メンテナンス大事ですね。

orzberg さんのコメント...

■dr350さま
メンテナンスは大事ですね。
まったくそのとおり!

でも、こんなの初めてでしたよorz